紙の上の思考Ⅴ
– STROKE

Thoughts through Drawing

2018/1/27(土)- 2/11(日)
12:00 - 19:00 月、火休廊


小髙由里子 経歴 
佐藤万絵子 経歴 
藤崎美和 経歴 
山神悦子 経歴

「紙の上の思考Ⅴ Thoughts through Drawings – STROKE」を開催致します。今回が5回目となるこの展覧会は紙をベースに描かれたドローイング展です。
よりシンプルな素材や技法で描かれた作品を通し、同時代の作家の作品をストレートに感じて頂けると思います。
今回はテーマがSTROKE(ストローク)、線そのものが魅力の四名の作家に参加を依頼致しました。ぜひご高覧下さい。

オープニングレセプション 1/27(土)17:00 - 19:00

小髙由里子 / Odaka Yuriko

「境地―光庭」
みえるもの。きこえるもの。
異界のみえない、きこえないもの達……。
さんざめいているそんなもの達を感じ取り、対話、実験、思考しながら、絵画空間として生成させていく過程が描くことだと思っている。
水彩はよりストレートに表現出来ると考えています。


“境地―光庭”watercolor on paper 38x57cm 2012年

佐藤万絵子 / Maeko Sato

自分にとって絵画とは何か、「描く」こととは何か。
絵画とは、ちゃんと誠実でいられる最後の場所。
また、そのようにして積み重ねられてきた先人達の時空と形式。
私にとって、描くこととは、物質と光を介した心の呼吸。
2017年12月の地点より。

「窓枠を押しつぶせ空」 部分/2016 年/撮影:柳場 大
オイルスティック、オイルパステル、アクリル絵の具、ペンキ、紙、
段ボール、ビニール、レジャーシート、針金、椅子、机
7.7m×6.3m×2.3m(会場サイズ 総床面積約48.5m2) なびす画廊(東京)

藤崎美和 / Miwa Fujisaki


「たちこめる」フロッタージュ 和紙 色鉛筆 200×100mm 2016年

山神悦子 / Etsuko Yamagami

 ストロークに集中するために墨液と筆だけを使い、紙に描画しました。
最近2年余り関心を持っている鉱物をテーマにして、それを自分本来のリズムと身体性に基づいて抽象化しています。描いている途中で、水彩絵の具で着色したくなることもありますが、あえてモノクロに拘っていろいろ試していると、紙の種類を替えるだけで同じ筆と墨を使っても随分違う色彩、描線が現れることに気付かされます。
東洋には素晴らしい水墨画や書があり、西洋にもレンブラントやゴヤなど巨匠による墨のデッサンがあるので、憧れと同時に畏怖も抱きますが、この表現手段は私にとって更に深めて行きたい分野の一つだと思っています。


「ビスマス」(”Bismuth”) 227x158mm Chinese ink on paper 2017年

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