- Sympathy 共鳴 -  田中マサシ 山口牧子

- Sympathy 共鳴 -  田中マサシ 山口牧子

2011年6月9日 (木) ―  6月26日(日) 
11:00 ― 19:00   月・火・水休廊

 

田中マサシ / Masashi TANAKA

DARK STARについて -風景と記憶の音叉

 

このシリーズのコンセプトは?なる問いに対して、DARK STARでは、「自分の身の回りの風景を撮影している。」と今まで繰り返し述べてきた。しかし、“自分の身の回りの風景”ってなんだ、という定義はとたんに極めて曖昧になってしまう。でも自分は、「皆にある」と信じてここまでやってきた。形を変えて幾度か説明してきたけれども、自分がここで表現の題材に使ってきたのは、事実として何の変哲もない、自宅の側や職場の周辺や通勤途中で気になった風景ばかりである。

 

シリーズを初めて少し経ってからだと思うけれども、人にはこういう意識されず記憶に残らない領域が、確実に“風景”としてあると確信した。毎日毎日、繰り返し見ているのである。で、風景として組織化されたものとしては、“そういう風景として”見ない限り記憶もされなし、思考の対象にもならない。それでも、その人の中に堆積されてゆくのである。つまり普段は無意識でも、作品を見る人にも“身の回りの風景”があるはずである。

 

DARK STARではあくまで写真を撮影している側(田中マサシ)の私的な“自分の身の回りの風景”を撮影し続けてきた。けれども、撮影された風景の「変哲のなさ」を通じ、風景同士が音叉のように共鳴する事で、その人なりの記憶を思い出させたり、様々な考えを喚起させたりしたい。

DARK STAR #497 2009.9.2

58.0×72.8cm 紙-柿田300kg デジタルプリント

2010

 (C)Masashi Tanaka

田中マサシ プロフィール

1963 東京都国立市生まれ

日本大学芸術学部卒

 

website

http://www.dark-star.jp/

 

個展

1991 ”Faces” (浦和 柳沢画廊)

1992 ”DARK STAR”  (浦和 柳沢画廊)

1994 ”DARK STAR2” (銀座 ギャラリー惣)

1996 ”DARK STAR3” (銀座 ギャラリー惣)

1997 ”チュニジアに行ってきた。”(浦和 柳沢画廊)

1999 ”DARK STAR4” (銀座 ギャラリー惣)

2000 ”DARK STAR5”  (北青山 保加梨)

2001 ”DARK STAR6” (”CORRESPONDENCE/LANDSCAPE2001” 恵比寿 ギャラリー工房”親”)

2001 ”DARK STAR1→5” (吉祥寺 Gallery惺SATORU)

2002 ”DARK STAR7"  (さいたま 柳沢画廊)

2003 ”DARK STAR8” (吉祥寺 Gallery惺SATORU)

2006 ”DARK STAR9” (さいたま 柳沢画廊)

    ”DARK STAR10” (吉祥寺 Gallery惺SATORU)

2010 ”DARK STAR11” (さいたま 柳沢画廊)

 

グループ展

1999 ”CORRESPONDENCE/LANDSCAPE4”  (恵比寿 ギャラリー工房”親”)

2000 ”緊急展示25時 ” (新大久保 ギャラリーフレスカ)

2003 ”Multiple&ArtistsGoods Exhibition”  (吉祥寺 Gallery惺SATORU)

2003 ”kame+3展” (亀有  ギャラリーバルコ)

2004 ”CORRESPONDENCE/LANDSCAPE2004”(恵比寿 ギャラリー工房”親”)

2006 『記憶』 sewing gallery session vol.18  (枚方市星ヶ丘:SEWING GALLERY)

2006 『RE展』 sewing gallery session vol.19  (枚方市星ヶ丘:SEWING GALLERY)

2007 『窓』 sewing gallery session vol.22  (枚方市星ヶ丘:SEWING GALLERY)

2007  「  」展  「 」と( )展  ( 大阪市北区:iTohen)

2007 (   )展  「 」と( )展  (枚方市星ヶ丘:SEWING GALLERY)

2010 「色考|白」Gallery惺SATORU

 

 

DARK STAR 11(2010)より6点と、28.0×35.0cmサイズの作品もあわせてご高覧下さい。

 

山口牧子 プロフィール

1986 女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻卒業

2007 文化庁新進芸術家海外研修員、イギリス

2008 University for the Creative Arts

     グラフィックデザイン&コミュニケーション 修士課程終了

 

website

http://makikoart.com/

 

 

個展

1988 熊谷守一美術館  東京 ‘91

1991 ギャラリー福山  東京 ’93,’95

1997 ギャラリー山口  東京 ’99,’01,’04,’06

2000 原宿ギャラリー  東京

2002 Gallery惺SATORU  東京 ’03,’05, ‘10

2007 白銅革是画廊  東京

2010 GALLERY エクリュの森 三島

 

 

グループ展

1989 スペイン美術賞展 カイサ デ バルセロナ スペイン

1999 沓沢貴子/山口牧子展 ギャラリーαm  東京

2003 篠原佳尾/山口牧子/三沢ふみ展 ギャラリー福山 東京

    私の風景 Art Space kimura ASK? 東京

2004 ハルトナリ展 ギャラリー山口 東京

    日経日本画大賞展 ニューオータニ美術館 東京

    第8回資生堂ADSP入選 東京

 

 

パブリックコレクション

子供の虹情報研修センター 神奈川

山口牧子 / Makiko YAMAGUCHI

再生のシンボルで生命力を象徴するフェニックスの詩の断片をもとに絵画制作しています。水性絵の具のにじみやぼかしを最大限にいかしてダイナミックに描くことを心がけています。綿布に水を多く含んだ顔料を染み込ませた上に、顔料、ワックスなどで描きます。予想していた画面構成と同時に、モチーフと背後との関係や境界にできる現象など、まさにその時に現実に画面上に起きている微妙な雰囲気をインプロヴィゼーション的に取り入れて仕上げます。色彩と水との関係で予想以上に輝きが現れる時は歓びの瞬間です。ドローイングでは、ワイヤーで空間や鳥の巣などのイメージをかたちにし、それをインクや水彩絵の具で紙に描き奥行き感のある構成を模索しています。線と有機的な鳥のけはいを画面上で対峙させることで空間と色彩によるあらたな世界を作り出せることを願っています。

Bird Spinning no.8

顔料,蜜蝋,綿キャンバス 91.0×65,2cm 30P 2010

(C)Makiko Yamaguchi

 

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