藤田道子  きみのこえにみみをすます

藤田道子  きみのこえにみみをすます

 

Gallery惺SATORUでは「藤田道子 きみのこえにみみをすます」を開催致します。身近に起こる自然現象やそこから受ける感覚を表現してきた藤田道子。

ガラスにドローイングした作品“slow voice”では声が内側に染み入り浸透して消えてゆく瞬間を表現しています。“悲しくなんてなくっても”のドローイングでは、音が集まってくる様や、感情とは関係なく涙する様を表現しています。“ウィンクに寄せて”では音が集まる様を立体的に表しました。“like a speaker”(インスタレーション)は音が出てくる、それをキャッチする、そのやりとりを表現しています。声のもつ力とそれを受け取る側の力、その二つの関係性の面白さを思いながら制作したと言います。今回は“耳を澄ます”ことをテーマにしたこれらの作品を展示致します。

素材自体の美しさを最大限に活かした作品は一見さりげなさが際立ちますが、時間をおいてみると、静かに主張してくる不思議な存在感があります。また作品をどう置くか、配置するかという問題は藤田作品において重要な意味を持ちます。わずかに壁から離して留めたり、吊るしたり、立体の側面に配置したり、床に置いたりすることで、作品を自立させ、豊かな表情を持った存在としてそこに在るかのように配置します。

本展のメインイメージとも言える“I listen to your voice”は耳を澄ましている表情がモチーフになっており、内なる声をキャッチする意味も込められています。この“I listen to your voice”はガラスにシルクスクリーンの作品のほか、ポスター、Tシャツも展示販売致します。

ぜひこの機会に藤田道子の繊細で豊かな感性を持った作品をご高覧下さい。

 

Gallery惺SATORU

 

2011年7月7日 (木) ―  7月31日(日) 
11:00 ― 19:00 火・水休廊 *(祝)開廊

きみのこえにみみをすます

ある日の出来事でした

沢山の声が重なり 誰の言葉も

交じり合ってわからないような場所で

私はひとつの声を見つけました

ふいに飛び込んできた美しい声

その声は思慮深く聡明で 透き通っていました

今までで一番好きな声のように思いました

私は目を閉じ耳を澄まします

声は私の内側に染み入り

世界にささやかな喜びが広がりました

 

       2011.6.7 藤田道子

藤田道子 / Michiko Fujita

1980 生まれ

2003 東京造形大学美術学部絵画専攻版表現 卒業

2004 東京造形大学美術学部絵画専攻版表現 研究生修了

 

Website

ふじたみちこの漫画 http://fnomanga.exblog.jp/

 

Solo Exhibitions

2002 瞬きのリズム 東京造形大学内 ギャラリーnode

2003 藤田道子展  ギャラリーエス

2006 右から光り   ギャラリーエス

2009 虹になる Gallery惺SATORU

    Kyoju to Joshu Gallery惺SATORU

2010 藤田道子展 ギャラリーゴトウ

 

Selected Group Exhibitions

2001 六月の現状展 小野画廊II

2002 入る出る    東京造形大学内

2004 乙女会議    ギャラリーエス

2005 まぼろし同士  ギャラリーアルテリア

2006 アトリエ展   スタジオCo

2009 東京コンテンポラリーアートフェア2009 (東京美術倶楽部)

2010 FLOWERS (Gallery惺SATORU)

    「色考|白」(Gallery惺SATORU)

2011 「行商 ギャラリーサーカス」(spiral garden/GallerySATORU booth)

    "april 藤田道子 木村彩子" (tonico)