山神悦子 -筆触の軌跡- '93~'10

山神悦子 -筆触の軌跡- '93~'10

Gallery惺SATORUでは「山神悦子-筆触の軌跡-'93~'10 」を開催致します。

自然な手の動き・リズムによるストロークで描いていくというコンセプトはそのままに、2004年頃から筆触がより繊細になり、色彩も多色から、“地”、“図”、又はその両方を白で描くというように作風は変化をしてきました。そのため初期から現在までの代表的な作品、60号・100号・120号の大作を中心とした8点を展示し、18年間の思索と制作の変遷を展観致します。人間に本来備わっている身体性や即興性、そして豊かな色彩観も感じて頂けることと思います。是非ご高覧下さい。

なお本展出品作品のうち三点は三鷹・武蔵野発信のオンラインアートフェア、MMARTFAIRでもご覧戴く事が出来ます。

Gallery惺SATORU

 

2011年3月19日 (土) ―  4月24日(日) 
13:00 ― 19:00

*火・水、3/31 ー 4/3休廊

*artist talk 3/19(土)、20(日)、4/9(土) 13:30 ー

筆触の軌跡 ‘93~’10  「はじまりへ」から「つづく」まで     ー 山神悦子

とにかく絵を描きたくて原色を使ってやみくもに描いていた。‘93年に自分が本当に好きな色を使おうと決めて絵を描いたところ、出来た絵は自分の予想を越えているにもかかわらず、自分らしいと思ってしまうものだった。これは明らかに「はじまり」なのだという自覚があった。

 その後、身体の自然な動きによる筆触が形作る画面を一貫して目指しながら同時に色彩や地と図の関係などにも関心を持ち続けている。

 ‘89年に発表し始めてから相当数の作品を描き、気に入らないものを処分したり、全面的に描き直したりした。残ったものの中から今回の展覧会のために数点を選び、実作品と写真で’93~’10年の私の思考と制作の変遷を提示した。観客のみなさまとともにそれを辿り、それによって得た事を今後の制作に生かしたいと考えている。その意味で「つづく」という言葉を使った。

 

 

展覧会開催に際し

 3月11日の午後、ちょうど搬入を終えた時に大地震が起きました。4日後の現在、犠牲者は万人単位になると報道されています。被災者の方々に心よりお見舞いを申し上げます。テレビで現地の悲惨な様子を見ると私どもも心が傷付き、重く沈んだ気分になります。今は一刻も早い救助が期待されており、さらにこれからの復旧にかかる長い年月を考えると、このような困難な時期に展覧会を開くことの意味を改めて自問せずにはいられません。

 安全な避難場所、食べ物や水を求めている方々にとっては絵など無用の長物、もっと直接的な援助が必要です。

 私が今まで描いてきた絵は絶望的な体験をした方々の最も重い問いかけに答えられるのだろうか、不幸にして亡くなった方々の追悼に相応しいのだろうかと疑います。

 その一方で傷付いた心を癒し、わずかでも生きる希望と喜びをもたらすものであって欲しいと願いながら展示しました。

 

2011/03/14

山神悦子 / Etsuko YAMAGAMI

1950 香川県生まれ

1973 お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科卒

 

Solo Exhibition

1989   Gアートギャラリー  東京

1990   かねこあーと I  東京

1992   かねこあーと II  東京

1993   ギャラリーNWハウス  東京

1994   村松画廊  東京

1995   ギャラリー21+葉ANNEX   東京

1996   かわさきIBM市民文化ギャラリー (神奈川)

1997   ギャラリーブロッケン  東京

1999 ギャラリー工房“親” (東京)

1999   GALRIE SOL (東京)

2001   GALERIE SOL  東京

2001   シルクスクリーン版画展  Para GLOBE  東京

2002   GALERIE SOL  東京

2003   版画展  GALERIE SOL   東京

2003   ギャラリー GAN  東京

2004   版画展    GALERIE SOL   東京

2004   Gallery惺SATORU (東京)

2006   GALERIE SOL  東京

2006~7 ギャラリーアルテ (香川)

2007   ギャラリー工房“親”  東京

2009   Shonandai MY Gallery  東京

2010   Gallery惺SATORU  東京

*「版画展」の表記のないものは油彩画による個展です。

 

Group Exhibition

1990    仮想モニュメント展 かねこあーとG?  東京

1995   ‘95水戸アニュアル 絵画考―器と物差し 水戸芸術館  茨城

1999   自慢・満足―IV 誰でもピカソ?とんでもない! ギャラリー21+葉  東京

1999   TRACE展 II GALERIE SOL  東京

2001   自慢・満足―VII 続・誰でもピカソ?とんでもない! ギャラリー21+葉  東京

2002   第17回イビザ版画ビエンナーレ   イビザ現代美術館  スペイン

2003   第1回サン・モール版画ビエンナーレ サン・モール美術館  フランス

2003   第23回カダケス国際ミニプリント展  スペイン

2003   自慢・満足―VIII まだまだ「誰でもピカソ?とんでもない!」ギャラリー21+葉  東京

2004   自慢・満足-IX 「誰でもピカソ?とんでもない!」part5 ギャラリー21+葉  東京

2004   Petit SOL 展   GALERIE SOL   東京

2007   Petit SOL #2

2008 MY Interaction 2008 Shonandai MY Gallery(東京)

2008   ART OSAKA 2008 堂島ホテル 大阪

2008   18th Joyeux Noel 「ルージュの伝言」ギャラリー工房“親” 東京

2009   顔顔顔展  Shonandai MY Gallery  東京

2009   19th Joyeux Noel 「kobo CHIKA ART Remix」 ギャラリー工房“親” 東京

2010   FLOWERS Gallery惺SATORU  東京

2010   絵画のサイズ・絵画のイメージ ギャラリー工房“親” 東京

2010   『色考|白』 Gallery惺SATORU 東京

 

滞在制作

1998 Art Colony Galichnik(マケドニア)

2000 The International Painting Plein Air Plovdiv(ブルガリア)

 

Prize

2001 第2回資生堂ADSP