鑑賞体験ワークショップ「SIGN」

Gallery惺SATORUでは美術鑑賞をより楽しんで頂くため、鑑賞ワークショップを始めました。

各展覧会ごとに作品の内容に合わせたプログラムで参加者全員で鑑賞します。

その後、何を体験したかや気づいたか等をシェアします。

作家にも参加して頂く時間をもうけ、作家の意図にも触れていきます。

アートをきっかけとした交流の場です。 ぜひお気軽にご参加下さい。

 

目的

・美術鑑賞を楽しむ

・多様性を楽しむ

・自己表現を楽しむ

 

参加者の声

・「これまで気づかなかった自分の好みに気づけた」

・「一人で鑑賞するよりも深く鑑賞することが出来た」

・「他の人の言葉が刺激になった」

・「とても贅沢な時間でした」 等

鑑賞ワークショップ vol.9「空想のすすめ〜物語が生まれる時間〜」

日 時: 2019年12月7日(土)10:00-12:00

展覧会:Little Christmas – 小さな版画展 2019

内  容:

今年の「Little Christmas-小さな版画展」のテーマは「物語り/stories」です。そこで、今回は3つの問いから「作品の物語を想像する」ワークショップを行いました。

まず、「今の気分に合う作品は?」という問いからスタート。ポイントは今の気分や感情と照らし合わせるように作品をみていただくこと。そして、選んだ作品を発表していただきました。発表を聞いてその方の気持ちと作品が繋がっていく過程を一緒に辿り、他者の視点を通して作品を見る体験となりました。

次に、テーブルを囲んで「物語と言えば?」という問いについて考えました。「物語」ということばから何を思い浮かべるか話し合い、出てきたキーワードを付箋に書き出していきます。そして、そのキーワードに当てはまるものを展示作品から選んでいただきました。子供の頃に読んだ絵本、好きなジャンルなど具体的なことから哲学的な言葉まで様々なキーワードが並び、そこに、参加者それぞれの視点で選んだ作品を集めます。最後にキーワードごとに作品を選んだポイントを振り返りました。

そして「あなたがその作品から想像した物語は?」という問いでは物語を感じる作品をひとり1点選び、その作品から想像した物語を書いていただきました。物語ができたところでペアを組み、相手の方が想像した物語を尋ねるペアインタビューを行いました。都会に暮らす人たちの人間模様や日常とファンタジーが隣り合う世界など、想像力豊かなストーリーを語り合う時間となりました。

最後にインタビューした内容と感想を発表してワークショップを締めくくりました。

 

参加者の声:

「絵を見ることが自分の生活や考え方を見つめ直すことにつながって新鮮でした。」

「絵を見るだけではなく、感想を言い合うことはなかなかないので新鮮でした。美術館等でも、絵を鑑賞して思ったことを交換できる場があればいいなと思いました。」

 

今回はワークショップ終了後に展覧会参加アーティストの常田泰由さんをお迎えして、ミニトークを開催しました。

実際の版木を見せて頂いたり制作過程の写真などを交えながら、普段なかなか聞くことのできない制作のお話や、リトルクリスマス10年の歩みについてもお話を伺うことができました。

鑑賞ワークショップ vol.8「観る、触れる、彫刻との対話」

日 時: 2019年9月7日(土)19:30-21:30

展覧会:小畠廣志 手びねりと版の仕事   ­― ブロンズ小品とリトグラフ ―

内容:

今回は彫刻の鑑賞ワークショップ、絵画より鑑賞のなじみが少ないかもしれないので視覚だけでなく触覚も使って鑑賞し、人物作品との対話も試みながら、構えずに鑑賞を深めていくことを目的としました。

最初にブロンズ作品の原型として作家が実際に使用していた蝋を配り、その感触を共有しました。「意外に硬くしっかりしている」、「指の力が結構必要」等という感想が聞かれました。

次に対話が出来そうだと思う作品を一点選んで頂きました。360度じっくり観て頂いたあと、手で触れて鑑賞をして頂きました。ここでは良く観ないと気づかなかった体の細かい表情や、触れることで感じることが出来た表現をあらためて確認することが出来ました。

最後に対話の場面ではシチュエーションや選んだ彫刻と自分との関係を具体的にイメージして頂き、組になって彫刻役を決め、対話を試みました。

彫刻を観るうちに次々とシチュエーションのイメージが広がっていき、対話では過去体験出来なかったことを体験するような内容、抱えている問題を相談する内容等が語られました。

 

参加者の声:

「一見繊細な作品なのに、持ってみると重く、触れてみると体の緊張感を感じることが出来て良かった」

「彫刻役になったときにどんどん作品の中に入っていく感覚を感じました」

 

鑑賞ワークショップ vol.7 「色彩の深層へ~イメージを手繰り、言葉を紡ぐ試み~」

日 時: 2019年7月6日(土)19:30-21:30

展覧会:山神悦子 絵画が生まれる時-油彩と木版手製本-

内容:

今回のワークショップでは「抽象表現の観察を通して心に浮かんだイメージを言語化する」体験をしていただきました。

初めに、タイトル一覧を見て作品を当てるクイズでウォーミングアップ。タイトルと作品を結びつける手がかりを探しながら解答を考えて頂きました。

クイズで一通り作品に触れたところでワークショップの本編に入ります。

まずは「色彩」と「タッチ」に注目して作品をよく観察して、気づいたことを書き出していく作業。皆さん作品をひとつひとつ丁寧に観察して細かく書き出していて、集中して取り組んでいる様子が伺えました。

次に、作品を観察して気づいたことを五感(体で感じる感覚)に置換えて言葉にする作業。二人一組になり、ペアインタビュー形式で相手の感覚を言葉で引き出していきます。熱心な対話が繰り広げられ、活気に満ちた時間となりました。相手の方との対話を通してイメージが具体的になっていく過程を体験していただきました。

そして、ワークショップのまとめとして、ここまでの鑑賞体験を振り返って想像力を最も刺激された作品を一点選び、その作品から感じたことを短い言葉にして一枚の紙に書き出す作業をしていただきました。

最後に、書き上げた紙を一人ずつ披露して発表。それぞれの視点を通して抽象表現から具体的な情景が立ち上がっていく過程を垣間見ることができました。参加者同士の質疑応答も行われ今日の鑑賞体験を締めくくりました。

 

参加者の声:

「参加する前は抽象画に触れる機会も少なかったので不安だったが、自分なりに解釈しても良いし、他人と意見交換するのも楽しいと感じました。」

「インタビュー形式は自分でも予期しない内面が引き出されて興味深かった。」

vol.6 「ギャラリーでタイムトリップ!」

日 時:2019年5月4日(土)19:30-21:30

展覧会:「Another day in the park」岡田浩志 佐藤春菜 常田泰由 藤田修 好宮佐知子

内容:

今回は作品を観て記憶がよみがえったり、忘れていた場面が思い起こされる等、作品と個人的な記憶がシンクロするのを体験してみたいと考えました。

まず今回の展覧会のテーマである「公園」の思い出を思い出して頂きました。参加者同士でお互いに質問し合いながら、細部まで鮮明に思い出していきました。次に作品を観て、思い出の場面とリンクする作品、記憶が思い起こされるような作品を選んで頂きました。ここでもお互いに質問する時間をもうけ、作品を観たことであらたに思い起こされたこと等を付箋に書いていきました。最後に二つ折りの紙に選んだ作品のコピーと思い出をエッセイにして書き、小さなアルバムを作り発表して頂きました。参加者それぞれ忘れていた思い出が不思議な位はっきりと思い起こされたようでした。

 

参加者の声:

「実際の記憶と想像の中の記憶と両方を思い出しました」

「公園の思い出は余り無いと思っていたけどやってみたらありました」

「全く忘れていたことを思い出してタイムトリップ出来たのが意外でした」

「エッセイを書けるかどうか不安でしたがやってみたら意外と出来ました」

vol.5 「ストーリーを見つけよう -自分流で楽しむ絵巻の絵解き-」

日 時:2019年3月9日(土)19:30-21:30

展覧会:開いてみるアート・しまうアートⅡ OPEN & STOW  –絵巻–

内容:

今回のワークショップは「作品を読み解いて 出来事を想像する、文章にする」というテーマで、参加者が作品を選び、その作品の物語を考える体験をしていただきました。

ワークショップの前半では、物語のヒントを探すために、参加者が選んだ作品を全員で鑑賞。それぞれの視点で感じたことや考えたことを話し、作品の世界を読み解いていきました。

ワークショップ後半は、物語を考えて文章を作成する時間。そして、最後に出来上がった文章を発表していただきました。ファンタジーの世界、日常の中に起きた不思議な出来事、現実と幻想が交差する時間、人生の軌跡など、その人の内面と作品の出会いから生まれた物語を参加者とスタッフで分かち合いました。

 

 

参加者の声:

「作品について意見を出し合い、共有することが楽しかった」

「他の方の解釈を聞くことが面白かった」

 

 

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