常田泰由 木版画とコラージュ

2014/10/18(土)– 11/3(日)

12:00 – 19:00 月曜日、火曜日休廊

オープニングレセプション 12/17(土)17:00 ー 19:00

作家経歴 / 展覧会情報 (PDF)

型紙と木版を使うことで出来るシャープな輪郭、木目の凹凸を写しとったインクのテクスチャ、型紙でマスキングされて残った紙の地の白によって「かたち」は表されます。「かたち」がうまれる過程は、浜辺で貝殻や木片などの漂着物を拾い集めていくのに似ています。数限りない「かたち」のなかから、選び、描き、刷り上げる。それぞれの行程で「かたち」は、波打ちぎわの貝殻のように磨かれ、変化します。変化し、そこに在る「かたち」に興味を持って制作しています。

また、今回は木版の作品に加え、コラージュの作品を制作しました。コラージュ作品は、彩色した紙を無造作に切り抜き、紙の上に貼付けています。切り抜いた「かたち」と、切り残された「かたち」が混在し、イメージを作ります。木版の制作に使用する様々なかたちの型紙にも似て、木版画作品の兄弟、「かたち」を表す別の方法と思い制作しました。

 

木版画の作品について

この作品は、一般的な木版(凸版)とは、違う方法で作られています。用意するのは、型紙とどこも彫っていない版木。ローラーで均一に油性インクをのせた版木の上に型紙、刷紙を置きプレス機を通します。型紙を置いたところは、マスクされるので、インクが着かず「かたち」が表れます。木版とステンシルをミックスした技法とも言えます。版木を彫っていくのとは違った型紙を切るスピード感と、カットした型紙を置いてマスクするという原始的な方法の取り合わせに興味をもっています。

常田泰由

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