OPEN & STOW –開いてみるアート・しまうアート–

2013/11/16(土)– 12/15(日)

12:00–19:00 月曜日、火曜日休廊

 

小林 悠子/常田 泰由/名手 宏之/西尾 彩/藤田 修/米谷 明香

 

カード作品 二歩|NiHo/AUI-AO Design/180|イチハチマル

 

* Openingreception 11月16日 (土) 17:00 -

* workshop #1 「ポップアップのクリスマスカード作り」 講師 名手 宏之 作家在廊時 所要時間 約40分

* workshop #2 「リンプ製本のノート制作」  講師 西尾 彩 12/1(日)所要時間 約3時間

作家経歴 / 展覧会情報 (PDF)

OPEN & STOW -開いてみるアート・しまうアート-

Gallery惺SATORUでは11月16日(土)より「open and stow-開いてみるアート・しまうアート」を開催致します。

 ドアをひらく、本をひらく、目をひらく・・・。何かをひらけば、新しいものが現れて(みえて)くる。「ひらく」は自ら変化を起こさせる行為と言えます。とても身近な行為ですが、実は変化や出会いをもたらす無限の可能性を秘めていることを私達は普段あまり意識しません。また、芸術を鑑賞することもこのひらくという行為にとても似ています。この「ひらく」動作を含んだ美術作品を展示致します。

 また、ひらくということは閉じておくことも出来るということです。ひらいて観たあとに、閉じて、しまっておく。美術の楽しみ方として、飾っておく以外に、大切にしまっておき時々出して眺めるというのもあります。今回は、しまうための箱やケースも作品の一部として制作して頂き、展示致します。

 本展では絵画・版画・カリグラフィー・製本・ポップアップアートなど様々なジャンルで活躍している六名のアーティストの「ひらく」「しまう」をキーワードにした、主に紙を媒体とした作品を選び展示します。どの作品も開くことで現れ、展開します。開く作品というとブックアートが思い浮かびますが、本展では本の形にこだわらず、作家がイメージする形で「ひらく」行為を伴った作品が揃いました。実際に手に取りひらくことの出来る作品もありますので、ぜひ会場で開いてみて頂きたいと思います。

なお会期中アーティストによるワークショップ、テーマに合ったカード類のコーナーも設置致します。ぜひこちらもお楽しみ下さい。

小林悠子 Yuko KOBAYASHI

開いて、閉じて、羽ばたく 絵画(色鉛筆 パステル)

見開きの台紙を開閉する事により、描かれた蝶が羽ばたく様子をつくりました。蝶の羽ばたきのような小さな出来事が、やがては全体に複雑に無限に影響を与えるというカオス理論のバタフライ効果を、紙の開閉による羽ばたきで想像してみようと思いました。

この理論がよく、例えられているのは、北京で蝶が羽ばたくとニューヨークで嵐が起こるというものですが、自分の行為によって蝶が羽ばたいた時、その人はどのような事が起きると想像するのでしょうか?

普段はクレヨン、オイルパステル、油絵の具を使って風景等を描いています。手描きの質感が物や風景になって見えたり感じられる作品が好きです。

常田泰由 Yasuyoshi TOKIDA

ひらいて、しまい、またひらく 版画

 

封筒のなかには、手紙が入っている。絵のある手紙。開いて、読んで、しまい、忘れた頃にまた開く。

手紙は、手元に残らない。 手紙を書いて封をすると、 そこに残るのは、目を閉じたときに浮かぶ顔のような、ふわふわとかたちになるようなならないような、けれどくっきりしたイメージ。手元を離れた手紙は、私がつくる何かを記している、かたちの作品に似ていると気づいた。

 

手紙を手にもって読む距離感や、紙の触覚。しまい忘れた手紙を見つけたときのような時間の感覚。 壁の絵とは違った感覚で作品と接する機会とした。

名手宏之 Horoyuki NATE

開いて 飛び出す ポップアップアート

 

私の立体の紙作品はすべて、上の部分がヒトツナガリの1枚の紙でできています。単に美しいだけでなく、精細な加工や仕組みが見えたり、思わず見入ってしまう驚きやギモンにも似た魅力を、紙で表現します。

西尾 彩 Aya NISHIO

開いて、めくって、しまう ブックバインディング

 

西洋の古い本の技法や材料が好きで、自分が好きな質感をぎゅっと

集めたような作品をつくっています。

藤田 修 Osamu FUJITA

開いて、魅せる エンボス版画 活版印刷

米谷 明香 Sayaka YONEYA

ひそかな言葉をひらく カリグラフィー

 

ひそかにしまうとどこかへひらく。

小さな空間にしまわれた言葉は見えない場所につながっている。

 © GallerySATORU